2018年2月11日日曜日

4日目



3泊してサヌール地区はメルキュールをチェックアウト。ランチにリブにレストランに連れて行ってくれるというので部屋で(事前に購入していた)パン一個とコーヒーで軽く済ませた。

フロントに電話をして荷物を取りに来てもらう。素早さでは高いモチベーションであった。10時半の待ち合わせに15分早く互いに落ち合い出発。デンパサール市内を抜けて北上する。ここも随分と車やバイクが増えて渋滞が多発している。路線バスを観る事がほとんどない。

いつも立ち寄るスーパーで少しショックだったのだが、何か物価が高くなっている。缶のビールは各国で目安になるのだが、一頃なら500㎖が120円程だったのが350㎖で200円程もしているのだ。しかもリゾート地では無い市内のスーパーで、であるから驚いた。ソウルでは先日およそ100円だったのだ。聞くとインドネシアも物価が上昇しているとの事。同じく税金もらしい。世界同時世知辛い。


さて、リブのお見せではポークリブがお勧めらしく(ビールは辞めて)コーラとリブ(白飯付き)を戴く。美味しい人気店らしい。日曜日が関係しているかどうかわからないがランチタイムは多くの人で賑わっていた。で、通う程ではない。

一路、宿泊先のウブド村はホテル「コマネカ・ビスマ」へ。
途中のジャラン・モンキーフォレスト通りがやけにスムーズだと思ったら最近一切の道路駐車が禁止になったそうで、今更ながら渋滞が減ったそうだ。するすると走るようになっていた。初めて来てから四半世紀過ぎたが島はどんどん変化している。


ホテルへ着いて236という3階の部屋へ。ウェルカムドリンクを戴き、部屋でチェックイン。ここは全てがスウィートで45㎡ほど。Wi-Fiは非常に快調。
すれたもんでこの豪華さも5回目くらいなので感動が少し減った気がしてしまうのはいけない。しかしその分、非常に落ち着くのは確かだ。とにかく広くて調度品もタオルの質も水圧もソファも景色も全て良いのだから。

クールダウンにプールに行き1時間程を過ごした。ジャングルの中の緑のプールは最高である。川の水だったと思うが消毒剤の匂いは全く無い。タオルは上質なものを取り放題。天候が怪しくなったので上がってアフターヌーンティを戴きに行って部屋に戻る。
えげつない豪雨が上がるのを待って散策に出掛ける。



えぐいスコールは1時間程で去りすっかり腫れた。南国らしく気温も適温になる。逆に湿気による汗は出るのだがこれが新陳代謝には良いか夕飯でもビンタンビールを美味しくさせる。

散歩コースはホテルのあるビスマ通りを北上。この通りが日本の寂しすぎない田舎道のようで素敵なのだ。風景も全体が見渡せる。それでもこの1年で新しいお店が次々と出来ていた。

しばし歩いて「王宮」の前に市場があるのだが、そこの少し奥の南北の通りが一番活気があって楽しい。とにかく様々な小さい店がひしめいている。4万5千ルピアのパンツがⅠ万4千まで値切れる。コツはそれを履いて同じ店を再訪する事。もう吹っかけられない。それだけ凄い値段を言って来るのでそのまま買わないようにしたい。

ぶらぶら廻ったがやはり1年での変化は凄くて半分近い店は淘汰され、新しくなっている。こちらとしてはだから何回来ても面白いのだ。

去年見つけた日本人が経営するコーヒー専門店でじゃこうネコの糞から採集した特別な豆やらバリのアラビカなどの豆を購入。ほとんどが輸出されるため貴重な店なのだった。また、使えない豆をくだくとバリコピというこちらのコーヒーに使われる。この説明は去年ここのオーナーとしたものだ。


帰る際のビスマ通りで既に数えきれないほど通っているカフェ・アーティストで夕食。抜群に美味しいし店員のモチベーションも高い。値段はせいぜい一人千円程度。内容はビールの大と小、フレンチフライ、イタリアンサラダ、チャップ・チャイに白飯である。満腹。まず、店に白人が多い事、清潔感と雰囲気、油と料理の色、そしてちょっとした気遣いでその店の善し悪しはわかる。ただ、塩辛いかどうかだけは運かも知れない。関西系には白人の塩辛さは理解困難だと思う事もないからだ。


ホテルに戻るとフロントが鍵をわざわざ鍵を渡しに出て来てくれる。まだ一泊もしていないが数回宿泊しているコミュニュケーションを取る珍しい日本人と、この顔のせいか。

部屋で先ほど購入して来たコーヒー(一袋は引いてもらって)持参したいっぱいずつ入れる事が可能なカートリッジを使って戴くが、まぁ香り高く美味しいこと。取れ立て現地のコーヒーはさすが。

その後、一泊目に風呂に花びらが思い切りはってあるフラワーバスに浸かりシャワー。ここは全てのサービスが上質で氷が用意されているので風呂上がりのポカリが最高。


晴れの雨のち晴れ