2017年10月6日金曜日

三日目



三連ちゃんの公演の最終日は城崎温泉の円山川北端にある「港西小学校」で50名程。
このような人数の場合は音楽室にて行う事が多く、より身近に聴いてもらうのです。




歓迎の文字も作って頂き、少ない人数ならではのコミュニケーションが生まれ、非常に楽しい公演になりました。公演が終わったら「握手してください〜」なんて可愛いですね。2年生くらいなのに「ありがとうございました!」とひとりずつが言ってくれるのでした。こういう所の先生方は反応が非常に良いのも印象的で余裕と品格を感じます。


この学校の音楽室から見た運動場の素敵な環境に驚愕。反対は海です。
おまけに国道に出た所には海の幸を売る市場が。カニには少し早いので朝にあがったばかりのイカやカレイを購入しました。まぁぷりぷりです。




二校目は随分と南下して「中筋小学校」にて100人ほど。
あいにくの豪雨で体育館に打ち付けるあの雨の音に苦労しつつも、我々と皆さんの集中力で無事に終了しました。驚くような顔をしてリコーダーの音色に耳を傾けてくれるのは嬉しいですね。自分と同じ楽器でこんな事が出来るのか〜という感じでしょうか。こちらもありったけのテクニックを駆使します。




帰宅時にようやく美味しいと思えた出石そば店(個人の見解です)でおやつ代わりにおそばを戴き三日ぶりに帰宅しました




児童、先生共に全ての学校(現時点で3千人ほど)で、非常に行儀良く熱心に聴いてくれる事実については「やり甲斐」があります。


反面、様々なサイズのリコーダーを始め、プロの演奏家の演奏をこれほどに聴く機会が無かったらしい事も驚くところです。バスリコーダー等の紹介では地鳴りがする程に喜んでこんでくれるのですが一校たりとも実物を見て聴いた経験が無いという事になります。
特に音楽専科の先生がおられない所が実際に「私も始めてです」と。

実際に学習し身近な筈のリコーダーですからもう少し教育現場での方法論がありそうなもんですが、これが(今回は豊岡市の)現実なのかと思いました。

いずれにせよ押し付けない程度にプロの演奏を届ける意義は今回の反応で強く感じました。来月にあと6校程を廻ります。