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2017年4月18日火曜日

忙殺



さて、日本の春はその爽やかなイメージと異なり馬鹿な程に忙しい。

個人的には大学で三種の授業を担当するため、その用意は半端ない。コマ数は7コマ。
大学によっては未だに履修人数が確定していない所などまである始末。

およそだが本年度はのべ140人程になろうかと。
器楽としての授業に110、バロックスタディで10強、教育的共同演習として20程となる。それぞれに真面目に用意をするものだから明晰に判断する能力が必要。平成2年から非常勤講師になったが、そのまま既に30年が迫ろうとしている。



何より指導者として声を出して若者との対峙が必要になる。
エネルギー消費は勿論だが国語の問題もあり、過労が半端無い。
とは言え、仕事とは憂鬱で大変なものだから愚痴を言っている訳ではない。

どうしてもメールや用事のレスポンスが悪くなり、ご迷惑をおかけするかもしれないので心配なのです。
4月の第2週目からは腫れ物に触るような、だそうな自分。
自営業には休日は関係無いし、そもそもの用意や準備は当日に行うものではない。
リハーサルは最たる物で見えない仕事だ。


4コマ連続の日を筆頭に車の運転までが危ない。緊張で良く目が覚めるのも良く無い。
そう言えば、恥ずかしながら部分入れ歯を一時紛失して今日はモゴモゴ喋る始末。

もうすぐ50半ばの年齢になるが、いつまで出来るのやら。

逆に、5月のリサイタルのチケットはおかげさまで多くの反響を戴き残りはわずかになりました。当然、上記以外にも自己練習は欠かせないのだから通常のお仕事の方からすればおしてしるべし、かしら?



2017年4月16日日曜日

驚異的な時間!



今日の帰国はキャセイパシフィック航空CX564便。
どうでも良い事だけど記録しておきたい。

まず、今回は都合ビジネスの席で尚かつ土曜の関西行きはボーイング777が使われている。行きや曜日で基本は中型のエアバスA330だが、そのおかげか関西までの飛行時間のアナウンスは2時間2分!

確かに大型でエンジン出力が強力なのでわかるが、沖縄より近い気までする。
沖縄から小型のA-320で飛ぶと確か2時間半ほどかかったと思う。故にか乗務員のサーブも早い早い。その時間内にフルサーブを行うから敏速。


別の話で日本人はほぼ皆無。中国系親子が非常に多い。それだけ単純な言い方をすればお金持ちが多いのかしら。

今回は(多分)無作為に選ばれた乗客として機内アンケートへの記入を申し入れられた。それが8ペイジに及ぶたいそうな物。偶然今年になってから同会社で6フライトしているので、まぁ回答するにはふさわしかったかもしれない。
お礼に記入したキャセイの乗務員使用のボールペンを戴く。
抽選でペア航空券が当たるそうです。


と、記入しているうちに下降を始めた。この機種のエンジン恐るべしである。という事は先日のマドリッドが型番は違うが同じ機種だったので、それだけ遠かったという事でもあるかと。


2017年4月15日土曜日

三月の話し合い



夜の打ち合わせまでは滅多に出掛けない台北市内観光として国立歴史博物館と問屋街をうろついた。数年前に関係者に連れて来て頂いたいわゆるお茶屋さんも見つける事が出来、本場の入れ方で本場の烏龍茶を戴いたが、まぁ美味しいのは別にしても利尿作用が半端無いのだった。今日で身体の半分の体重になったのと違うか、と思える程の水分が出て行くのには参った。

お読み戴いている方々にはご存知かと思うが、毎年3月に台湾のどこぞの都市で行われる「十月笛場リコーダーフェスティバル」という祭典があって、その発起した音楽家と昔からの付き合いがあるので、とにかく未来に向けた建設的なイベントを計画してゆく。
ドイツに多くが留学するリコーダーの若者が帰省する事と日本人が春休みである事で3月という事。そもそもの「十月」には何か意味があるそうだが。


私の一回りは若いが、行動をする男性で、時として暴走しては壁にぶつかってはいるものの、その行動や尊敬心には協力していきたいと思わせる情熱がそこにはある。どこか冷め、自分を使ってもらう前提傾向のありがちな日本人とは異なる、犠牲心も含めた建設的な未来を切り開きたい、という気持ちだ。
私も若い頃は自分も自分で道を開いたもので、彼もここで諸先輩達と闘いながら現在も発展しているのがとても良いと思う。下手に就職していなくて落ち着かない人の危機感から何かが生まれる事もあるだろう。

催事を行うには意識は勿論だが、人とのバランスや裏付けが大切だが、確かに「友情」も介在するだろう。ビジネスライクに過ぎるとお金が無ければその人も無くなるわけで、マンパワーの使い方で好感が持てたり逆だったりする。

国が違っても人間は変わらないのね、みたいな話も多く可能な限り相談にのるようにしている。

結局、台北で午前1時くらいまで話ていたが、今から深夜バスで台中に帰るとの事。
若くて貧乏で元気なのは通過点。来年の譜面を確かに手渡しました。

台中で三月下旬の週末に立派なホールで日台プロ奏者7名のコンソートを致します。


2017年4月14日金曜日

格安の仕組み




滅多にツアーの形で渡航する事など無いので新鮮だったのだが、都合季節柄とても破格で格安な個人ツアーを使った。往復ビジネスクラスでリージェントに連泊してその値段ではからくりを不思議に思う。調べていた段階でエコノミー利用よりも遥かに安い。
日本旅行系なので急な破産も無いだろうと。

普段は個人で全て移動するが、形式「ツアー」なので空港に降り立ち無事に通関しても係員と声を掛け合って他の客が揃うのを待つ。なかなかこれが苦痛だった。自分で調べて動けば無駄がない。団体旅行はこういうものなのね、と学習した次第。

良心的な人物で好感が持てたガイドだったので何よりだ。

途中、インセンティブのためだろう、お茶屋に寄るも5分で終了。


台北の中山はリージェントホテルに着く折、マイクロバスが雨のためにスリップしてテコでもエントランスの坂を上らないのには笑った。要するにホテルの入り口に到着出来ない事態に。
ホテル側の指示で車の方向を変え、何とか無事に到着。
日本人スタッフの多さにも驚くが、英語と日本語がごちゃごちゃ。

しかしながら、ラッキーな事にプレミアムルームにアップグレードされ通常の2倍の広さで角部屋にランクアップされてご機嫌である。とにかく豪華で凄いしもったいない。
通常ならすぐに出掛けるが、わざわざ部屋にて(実にペットボトルの水が5本)お湯を沸かし、ドリップ方式の付属の珈琲を飲みつつしばらく市内の景色を見ていたほど。世の中にはこんな事を当たり前で味わっているブリティがいるということね、と。

部屋から見えるシンシンデパートへ出かけ、地下のスーパーでお買い物。個々は良い。
台湾ビールはおよそ100円なのでいつも買って帰るのだった。

夕食は徒歩圏内の小籠包の名店に出かけ、夜市にタクシーで向かった。
何をするでもないが、マンゴーかき氷は欠かさない。
帰りは所持するイージーカード(日本のスイカみたいな)で70円ほどなのでMRTにて。


このリージェントホテル、とにかく凄いですからせっかくなのでバーにも出向いた。価格が釣り合わない程の妥当なもので、もの凄い空間には圧倒。うるさい事も静か過ぎる事もない心地良い空間作りには恐れ入る。

大理石だらけの風呂周りに圧倒され、心地良くベッドに入ったナウである。
あすに来春の打ち合わせと楽譜の引き渡しを行う。

現時点で韓国への渡航者が激減しているのか、今までで一番多くの日本人観光客を見かける気がする。確かに親しみやすいし、ぶっきらぼうながら優しい人が多い国だ。
友好というのは素敵な事で、逆は何をしてもギクシャクする気がする。



2017年4月13日木曜日

京都〜台北




京都市立芸術大学への勤務も20年はゆうに超えた。
ここでは、器楽合奏と隔年で古楽実習という授業を行う。学生とハナシていて思えばバロック・スタディが可能な授業のある大学は現在知る限りでは皆無に等しい。留学時ではそれがⅠ、Ⅱと毎週二回ほどあったし勉強したもの。
特に関西ではバロックのイロハを扱う授業は無いだろう。結局何も根付かない事も現実だろうか。勿論学書を購入して自分で勉強するのだが、そもそも方法論を展開するのが大学機関なのであって、多くの資料と説明は可能な限りしている。それは即ちリコーダーの正しい知識にも繋がる。
また、こちらは限りなく若者に知識やヒントをどんどん伝えて行ける貴重な現場となる。


さて、近年行われた国公立大学の独立行政法人化もあり、見えないながらも確かに色々と変化が生じている。政治的な問題等の詳細は知る由もないが、今期から教室の床が綺麗になって音響が向上、非常勤講師の控え室も北向きから陽光の入る南側の広い部屋に移動。輪転機は二台になり、せんせいとして心地良くなったのは小さな幸せだ。特に規模が小さいため、他の先生方とあまり重ならないもの悪くない。とにかく長年干渉せず放っておいてくれるのがここの良い所。

学生のモチベーションは高く、理解力や聴力も高いので楽しくない事はない。妙に渦めくパワーバランスなども無いため心地の良い場所と思える。ただ、自宅から遠いのが難。地道で片道に100分を要するし、高速なら片道で2千円という凄い価格になる。が、駐車場があるという何気ない事があらためてありがたい。

今日は初出講し、珍しく高速で戻り、関西空港へ。前泊で朝のキャセイで明日は移動。ホテルの部屋もランクアップされるし今日は良い事が続く。その部屋ランクでは冷蔵庫の飲み物が全部無料!なんて子供のような小さい喜び付きだw。


所用で台北に飛ぶのは来春のフェスの打ち合わせがもう始まるからだが、何とも楽しいハナシではないか。既に楽譜を運んだりもするのだ。
元気のある国?というのか、こちらの移動続きは大変だが、何よりリコーダーの世界が元気で若い連中が確実に毎年呼んで下さりその上何かのパワーを貰えるのはありがたい事。


日台アジアリコーダーソロイスツ&コンソートが確かに動き始めています。






2017年4月10日月曜日

新学期開始



平成2年から採用戴き、長きに亘って教えて来たある私学の特定の校舎廃止に伴い、本年度から大学本校舎の指定された教室に行かねばならない。
いわば分校のような校舎のみで30年弱授業をしていたためにこの校舎群の全ての勝手がわかりにくい。世話焼きな人も存在しないし何より出身校ではないので(といってもたかだか4年在籍していただけだが)勘を頼りに自力でうろついてみた次第。

おまけに若輩用駐車場が強制排除という事態になす術無し。結果友人と不動産屋に駆け込んで1スペースを共同で借りるも友人の他の曜日では隣の車がはみ出して止めているので困ったものというネガティブな情報が入る。嫌な話だが、それではと今日は小さめの身内の営業車で向かうが、幸い今日は無事に隣も白線内に泊まっていた。
ひとまず好調な開始である、と考えた。


勿論大事をとって早めに行動しているので隣のセブンイレブンでお手洗いも借りて野菜ジュースを購入。この野菜ジュースの繊維質が効果覿面でダイエットには良いがどうも手洗いの回数が増えてかなわない。ベルトのサイズがひとつ分痩せはした。閑話休題。


さて、幸い裏門から暗唱番号を打ち込み、校舎に侵入出来た。何ら引け目等無いものの正門を突破するには妙な空気のゆがみを感じるのだ。だれでも気持ち悪い場所は存在するだろう。

で、押捺する場所やメールボックスを無事に発見。幸いにもあてがわれた教室が空間や音響共になかなか良くて、また初対面の学生達の明るさと真面目さに随分と癒された気分。(ただ、初めての顔合わせはどうしてもぎくしゃくするものだが、)何かと世知辛い大人の社会の中でやはり若い人たちは何か素敵なエネルギーを持っていると感じる。

何よりリコーダーを学ぼうと履修する学生が今年は一曜日、私の担当で80名に達するとは素晴らしい事実ではないか。少子化が進む中、全学生の履修パーセンテージが高い事は少なからずポジティブな事柄と言えよう。

この曜日で4つもコマ(90分)を連続して担当するのだが同じ事を同日に4回丁寧に(少し緊張しつつ)話すと自分が少しボケたのかと勘違いする。
要するにさっき言った気がするのだが実際当然だ。この教室にも幸いグランドピアノの後ろに素敵な死角を発見したのでそこを居場所にすることとした。
以前の分校には移動が伴うために遅くなる学生が多かったが、さすがに本校舎はチャイム時には全員が揃っておりそれ自体が新鮮である。



2017年4月4日火曜日

帰国、結局、微熱



哀しいもので、旅行中は胃痛や下痢、発熱、口内炎に至るまで無事に体調を整えていた。
即ち、食事制限やとにかく身体に対して厳しく管理をしていたのだが、帰国して2日目あたりで喉の痛みと発熱である。やはり母国でホッとするのだろうか。

自己判断では「咽頭炎」だと思うが、一連のストイックさで一応ダイエットにはなり、ベルトの穴が完全にひとつ縮んだ。抵抗力、免疫力の低下。以前と同じ症状の際の投薬の残りで事無きを得た。(しっかり疲労後の喉痛、発熱という袋と処方を保管していた)


海外では普段に突然「違和感」を覚える事が多い。例えば、チケットを渡したら受け取られ、中に入ったら〜チケットは?とか、頼んだ料理が偉い量だったり、凄く不味かったりと枚挙にいとまが無い。鞄の荷物検査があったからトレドで購入したサバイバルナイフを身につけておいたら身体検査は無く簡単に通過、とかは意味が不明過ぎてもうおもしろい。(と書いてるはなからロシアで地下鉄爆発)


尤も、日本の仕事現場でも新世代の老人や若者との違和感との闘いが多い事には違いないので、今日内科で栄養ニンニク・プラセンタ注射をぶち込み、万全に戻した次第。

先人が付けた五十代を「初老」と言い、台湾で先生を「老師」という言葉に収まりたくない。この客観的爺感が余計に余生の厳しさを感じるが、もう少し踏ん張れるよう頑張ろうと思うが、真面目にやっていますので応援戴けると嬉しく思います。

学校はあと3年(非常勤30年やればもう良いでしょう!)、演奏をあと7年(当時60歳)で一区切りと感じています。老体を堂々と臆する事無く人前に(同情されつつ晒す事)には個人的には強い違和感がある故かと。
芸術家はクールでカッコ良いにこした事無いですよね。

次はリサイタルですが、このメンバーによるコンサートはそうそう出来るものではありません故、是非お足をお運び下さいませ。最初で最後です。