2016年8月10日水曜日

セミナー



思うにバリ島や沖縄などの方が気温が低い昨今の大阪は、身体が空中浮遊するかのごとく猛暑が続き、およそ平常の生活にも支障があるが如くの感があります。

そんな中、私には珍しく日本で唯一お声がけを頂くリコーダーセミナーに趣いて来ました。






世代交代や意識交代もあるのか、受講される方々が毎年少しづつ変化していくようで、常連の方々に混じって見慣れた方や見慣れぬ方が30人程お越しになりました。わざわざ遠方からの方も。みなさんの意識は高いのでやりがいがあります。


およそ5時間に及び、一期一会に出会った体験希望者に即席合奏団としてこちらは対応して行きます。経験上、あまり見慣れず困惑するような音符が存在する楽曲は避け、比較的メロディや様式美で印象に残る譜面を提供。
皆さん上手に吹かれるのは当然のこと、こちらの意図する音質や音程について素直に実践に移して下さいました。


やたら吹きすぎて品格の無い演奏が跋扈する傾向にあるリコーダー大合奏には少々美学と品格が足りないようにある、と聞こえてきます。吹奏楽教育の弊害の側面。欧州での大学の授業はそういう音程や吹き方については非情に厳しい教育を受けたものです。

古典調律とまでは行かないまでも、音量、調性感と楽曲のアフェクトについては注意をはらって戴くようにお伝えし演奏して頂きました。

で、やはり日本語は楽ですわ。