2015年10月3日土曜日

master class



日本の暴風などは嘘のように澄み渡り、晴れ渡った今日はお昼から俗に言うマスタークラス(レッスン見学あり)をしてきました。


午前、やはり様々な要因で長時間の睡眠は不可能。ならば10時からいきなりマッサージです。
日本の半額程で資格を持つ施術師が施術する行きつけの店にひとりで。
今日は同行者全員はガイド付き観光に行ってしまいましたので。


で、やたらあるコーヒーショップで良い席をぶん取ってひとりランチ。
昨日の身体的疲労、特に足に来るのですが、少し楽になりました。

ホテルにお迎えを受け、コレア・バロック社さんのギャラリーに向かいます。今回全面的に支えて下さったリコーダー関連の方々です。
ここの社長、男性スタッフにも再会。しかもレッスンをしばしば見学しておられました。




仕事をこなしていると、こちらの第一世代?の先生も高校3年生と1年生のリコーダーを志す若者をひきつれてご見学に。恐縮ですが、人の島で何勝手にやっとるねん感?が出ないでとても助かります。昨夜のコンサートもお越し下さいましたし。

こちらもジャズやブルース等の誰もしていない事をしていると、妙なライバル心も持たれないので良かったかもしれません。それだけ世界中に「人がしたことをしたがる人」が多いのも事実です。誰もした事の無い事をしようと思えば良いのに。


ギリシャ神話の葦笛である「アウロス」と名付けられたホール


なぜ、ジャズを?という質問をアジア諸国の若者から受けることが多いのですが、バロックの延長線にあるので、こちらは、実は例えばフランスバロックを勉強すれば、比較的簡単に導入出来るよ~でも、まず聴きまくって、何より表現したい気持ちをもったから演奏するようになったかな~と回答。

結果、アジア諸国でジャズっぽい楽曲を譜面通りに演奏する奏者はいても、即興でする人が未だ現れず、セミナー開催などで招聘される原因となったわけです。

今日は人数が限られた平日だったため、来秋16年に募集規模で「Let`s play Jazz」のセミナーでまたまた招聘される事になりました。因みに3月は台湾は高雄と台南に同様に参ります。さすがに少し韓国語が分かって来ましたにだ


日本人のクールさに比べ、新しいものに挑戦したい気持ちがよく伝わりますが、文化や習慣も異なりますので良し悪しで考察する事はありませんが、日本では全く通用(吹きたい願望)しない事がこちらでは大好評で継続する事は、興味深い事実。お国が違うのですね。
ジャズのセミナーを聴講し、その後でマラン・マレのフォリアのレッスンをした女性が、その共通性に非常に共感してくれました。嬉しい事です。


私は51ですが、例えば、韓国や台湾、香港の第一世代は全て50代なため、大先生扱いされて戸惑う事もしばし。これも興味深い点です。既に教える事に熱心で、セミリタイヤ状態の方も多く、しかし次の次の世代までしっかりと育成されている点は素晴らしい事です。私はあと9年ほどはまだテクニックを磨きたいと・・・。

これからは20代、30代、40代同士で国を超えて連携していくべきという考えで、近未来にプロのみを集結させた大合奏軍団でのコンサートを大阪で、と思っています。
その地固めはここ3年で着々と進めていますが、どうなるでしょうか。


(^^♪