2015年8月22日土曜日

Seoul 3




昨日は午前午後とリハーサル。
場所は全面協力をして下さるコリアバロック社さんのギャラリースペース。

以前にデモンストレーションで演奏させて戴いた事があるが、チェンバロも複数台あり、
立派な環境。譜面も多く販売されていて、数冊購入した。
台湾もだが韓国も冊数が多くて助かる。
ただ、ここのところの円安はどうにかならないものかとも思う。


共演する、ジ・ヨンさんは30代の女性。
ウィーンで10年学び、現在はソウル市内の大学でリコーダーを教えているプロの演奏家ゆえ、
リハーサルは順調に進む。
こちらの言う事はすぐに理解し、相手をこちらも理解するのが早いのでストレスレスで結構だ。

本来、そうでなければいけない。当然、彼女は緊張していたが、ミスをしないように練習をしていた。当然だが、なかなかこうはいかないのも経験と事実だ。

少しオーバーモーチション気味の演奏法が徐々に軽減されていき、音楽も落ち着き始めたのが
興味深い。ディミニューションや装飾、間、当ててくるビートも好感。ソウルの聴衆も喜んでくれる筈。


日本でもこのコンサートをお聴かせしたいが、わざわざ全てを捧げて下さるC先生というような奇特な人物は日本には少ないと感じる。ある個人の企画で投資なのだ。頭が下がります。

とにかくリコーダー二本とチェンバロによるバリバリのバロックコンサートが実現出来そう。

台湾に始まり、韓国のリコーダー界、そして個々の方々のご協力やフレンドショップに深く感謝する次第です。

良くも悪くも、プロを聴く、教わるという貪欲さが我が国の比ではないのは明明白白と感じる。




ところで、ソウル駅でJCBカードと1万ウォン以上のレシートを提出。
なぜか特急指定席を二席分無料で提供。

人見知りの私は横に荷物を置いて快適にインチョン空港に向かったのでした。
この空港は広い、綺麗でいつも素晴らしいと思う。@インチョン空港