2015年3月28日土曜日

台北へ コンサート




台湾も三日目になると少々辟易の傾向になる。
関西人は食に対して敏感過ぎるキライあるので、存外センシティブになるのだった。


かいつまんで記載すると、今日は台中から台北へ新幹線で移動。
勝手知ったる台北の品の良いフードコートでかつ丼を食し、非常に落ち着いた。

徒歩で一駅分の中山駅まで地下道を移動。
予約していたそこそこのホテルに到着した。

誠に世の中は理不尽な事が多々。
フロントで下手な日本語も結構だが、風呂を希望する、という英語をがん無視されて
張り倒してやろうかと思った。一応、プロなら英語くらいは習得しておけ、と言いたい。

部屋はそこそこ広く、そこそこのセンスで、そこそこ必要十分。
シャワーのみである。



程なく、タクシーでフェスティバル会場に移動。
105元だったのだが、運転手のお父さんが100元だけで良いよ~。
珍しい事もあるもものだと思った。


会場に行くと盛り上がっている。
どうやら音楽教室のボスだが、まだミドルである。
こういう人物が30代程の若手に機会を与え、子供達に音楽を習得させるシステムは立派だ。
日本も、メジャー楽器ではあるだろうが、リコーダーでは皆目である。
毎年来るが、なるほど台湾のリコーダー界が群雄割拠となる訳がわかる気がする。

それだけに派閥や攻撃などがあるようだが、知る由もないし、興味がない。
結局は実力に見合っただけの分相応を良い事に気づく事になろうかと思うが。




我々のコンサートは割れんばかりの歓声で、逆に少し懐疑的になるほどの盛況ぶり。
アンコールの希望や声での歓声や賞賛は、ロックバンドのそれの如くである。

クラシック畑、また日本のクールで品格を持ち合わせた聴衆のそれとは真逆である。
しかし、穿った見方はなく、存分に楽しもうとする意欲が凄い。

故にこちらのポテンシャルは最大に引き出され、アジリティも高次元で具現化するものだから、
何かが憑依したかのごとくに、インプロヴィゼーションで勝手に指が回りだすのだから面白い。


つくづく、日本は特殊だと(以前の韓国、香港も含めて)思いました。



明日は、特定の教員アンサンブルグループ(大規模)のご指名お稽古である。


因みに、台北はダウンコートが必要なほど寒い。
風呂に入りたい