2015年2月13日金曜日

帰国への天国と地獄 帰途1




帰路に記載。


昨日が最後の滞在日だった。朝食は7時半。
その後はプールへ、と、ルーティンは同じながら11時から極上のマッサージの予定がある。

長期滞在や知人を紹介すると30分、約4千円のマッサージをプレゼントしてくれるのだ。
前回の極上さに今回は30分を追加でお願いした。


11時に棟に降りて行くと「去年来たでしょ、顔を覚えてるわ」と言われました。
キャッチー顔面なのだ。

私を担当したセラピストが極上過ぎて参った。やはりバリでホテルでと高額な分、全てが高品質。施術前後二回にわたりお茶がサーブされる。

スパにはそれぞれの東屋があり、シャワーやジャグジーはもちろんそばには川が流れていて
竹林には鳥が鳴いている。

あらゆるところに水が貼られ、いちいち花が綺麗に飾られている。
クーラーでは無く、清流と合いまった良い具合の湿度の中、恐らく肌の質がぴったりのセラピストにマッサージを受けるのだ。
こういう1時間は半分に感じ、それでも予定の数分を超え、しかも追加分の料金が
値引かれていた。


部屋に戻り、アップルテレビで映画を観てアフターヌーン・ティに備える。
この日はランチを抜いている。


夕方のティサービス(種々のケーキが無料で付随)を終えてシャトルで街中に繰り出した。
滞在中にしては珍しい雨のなか、大きなスーパー「デルタ・デワタ」を目指した。

ひっきりなしに「ハロー・タクシー?」と目つきの悪いおっさんが声をかけてくる。
昔はこれが非常に嫌いだったが、完全無視を決め込む事が出来るようになったのも経験か。
普段の職業は何をしてるのかと思うが、こういうぼったくりにひっかかる観光客が、
まだいるという事なのかもしれない。

食事には早いので「世界一おいしいコーヒー」というカフェに入り、エスプレッソで休憩。
良くそこまで自分で言うもんだと思ったものの、味はとても良く、2回の吹き抜け席で
風が通り抜ける感じも悪くない。


雨が上がり、数日前に行った「チンタ」に夕食へ。
旅行の最後期には極力インドネシア料理を避け、イタリアンにしておいた。

香辛料が全身を襲うのを止めた訳で、実際にお通じは変化してくる。
今回はひどい下痢や腹痛は珍しい事に回避出来た。


ホテルに戻ろうとして「チンタ」横のコマネカ・モンキーフォレストに行って、ビスマの客なのだが、シャトルが巡回しているなら乗れるか?と聞くと、丁度5分後に出るから待ってて、と。
すわ呼ばれると行と同じドライバー。偶然だが楽に帰る事が出来た。

ホテルに戻ると「おかえりやさ~い」と4人ほど。一日目に長いお喋りをした女性スタッフと記念撮影なども。本当にフレンドリーで、ウブドがまだ擦れていないことを感じる。


で、荷造りである。慣れているのもあるがそれほどの着替えや土産は無いし、
ホテルのアメティもそれほどの魅力がない。

LCC利用に欠かせない簡易計量器で荷物のバランスをとってパッケージングしてゆく。





★さよならバリの日



おやすみなさいの後、最終の朝。7時には起床して朝食に向かった。
6回目ともなると飽きてくる。しかもほぼほぼ従業員は覚えている。
いつも通りに注文していると、せっかくだからとインドネシア料理のあっさりした、しかし
ぐにゅっとしたケーキのような物を一皿サービスしてくれた。

こちらの注文方法もメニューを見るまでも無くなっているのが長い証拠だ。
因みに、朝食やアフターヌーン・ティは込みである。
10時のマルジャナさんの迎えを待って、順調に事が運ぶ。


日本人スタッフの方ともお話し、こちらのバロックのCDをホテルのライブラリーに
寄付して来ました。
果たしてコテコテの西洋バロックを聴こうと思うかはわからないものの、
少し飛ぶ鳥跡を濁して来た。


しかし、えらく喜んでくれて一応CDジャケットにサインを「コマネカ・ビスマへ」、と記載した。



順調に空港へ。旧ターミナルがリノベーションされて国内線専用に変わっていた。
来る度に綺麗になるのは結構。ましてや国内線なのに旧国際線を広々使用している。

空港に入るには搭乗券の提示のみ(国際は荷物チェック)。
ほぼならばずにQZ7521のジャカルタ便のチェックインを終えた。

階を上がると空港税が二人で7万ルピア(約680円)。あとは6番ゲートで待つ。
空港内はフリーWi-Fiでhあるが不安定。軽い食事をして搭乗。


滑走路侵入前に、珍しく、ランディングしたシップが動かなくなったらしく、
侵入、テイクオフが出来ない旨。窓から見ていたら、少々緊張感のある光景であった。

結局、空港のプッシュ専用の車がけん引していったが15分の無駄。後ろには6機の
渋滞。恐らくこの間、空中待機の機材もあったろう。


我々はむしろジャカルタの空港で時間があるので、やはり余裕はもっておきたい。
現在、積乱雲を避けながらシートベルトの消えたり着いたりの中を飛行中である。
この後、ジャカルタで7時間を過ごし、ANAにチェックインして日本に向かう。


今回も楽しい滞在になり、すっかりバリにも馴染んだが、哀れこの無駄なフライトは
今後の課題である。

マイレージも使いよう。Z型フライトと銘々したのだが、要は、例えば、現在は西に、次は北東に、
最後は西に、と無駄が多い。

関西に居住すると大東京の有利さに翻弄される。
関西発の日系航空会社の少なさは情けない程だ。

羽田便が出来て尚不便になりつつある。

例えば、デンパサールと関西、ホンコンと関西、非常に便利な関西と韓国の金浦空港便も
無くなるらしい。日韓航空協定で特別に作られた路線を放棄するのも経営重視ゆえか?
上記、日本航空もえげつない事をしてくれると思う。再生のためなのは良いが、酷い。
全日空などは始めから関西など眼中になく、関西空港が出来た折からほぼ中長距離国際線
などは無く、至近な中国の都市とのみを飛ばしている。商売上手で結果、日本でトップに航空会社になったわけだ。

煽りを食うのは地方の大都市、という見本。東京はどこと結んでもあらゆる日本の地方都市から
アクセス可能。

中途半端な結果になったのは、第2の都市らしいハナシだと思う。
しかしLCCでは話が違うが。



@機中:エア・アジア デンパサール~ジャカルタ間 QZ7521