2014年3月16日日曜日

不可思議



ここ最近、早朝に目が覚めて少々困惑しています。惰眠すらむさぼれない。

入眠はうまくいくものの、4時間以内に目覚めて以後眠れない・・・。
老人入門か?いやいや、迫り来る多くの「嵐」に対する己の小さな「びびり」なのでしょう。

と、言いますのは、月末に台中に招かれ、仕事漬け。
お稽古、セミナーにコンサートを解説付きで4本。

長年に亘り付き合いのある相方二人を連れ、これは非常に楽しみですが、
先方のなぜか非常に恩にきて、一生懸命に招致をしてくれるこれまた古い付き合いの
台湾人リコーダー奏者とその仲間が待ちわびてくれている旨、だからかもしれません。
ある種の緊張感ですね。完全主義ですので困ったものです。日本語なら楽ですが。

昨年のセミナーの様子です


でも、ありがたいハナシこの上ないのです。およそ自国では想像すら出来ません。
ここ数年で良い意味で保守的な大国である我が国の事情も分かってきました。

反面、見方を変えれば新しい出来事への反発という残念な事もあります。
日本で披露する機会は無く、聴衆も海外諸国に比して旧態。理解出来ないと
予測出来ると否定に入る傾向か有名人好きか興味がないのか知りませんけど・・・。

そう言えば、
何々細胞の発見に沸いたリケジョの論文盗用にまつわるハナシ。

そもそも大学、研究機関での論文指導担当者や研究機関の最終的に「断罪」とされる否定的な
展開はいかにもです。75にもなる「爺さん」が出てきて「未熟」と断罪、という新聞の見出しも何だか・・・。

研究所の爺さんも爺さんであり、あの展開は理不尽な気がして最終的には残念な結果では
無いでしょうか。育成に無頓着に過ぎる能転気な世代と人物が多すぎるが故に、
優秀な若者が正しく育成されない上の責任の擦り合い。

ただ、細胞自体の存在とそれに対する研究は事実なのですから、それをなぜ、もっと
フューチャー出来ないのか。あるいは、まだそこは望みをもって、爺さん世代を
見返して欲しいとも思わなくはありません。それにしても全てがお粗末。

日本でうまく世代交代しているのは何言おう「お笑い」と「サッカー」ではないですか?
実力ある者、認める者がうまく連鎖、交代していっています。そこに初めて「尊敬」が
生まれるのですね、多分。
そういう方程式は米国の大学機関と研究機関、軍隊や会社に於いては秀でています。
出る杭を打つ、という概念はありません。
例えば、ダグラス社、トライスター社という航空系や銃の製造メーカー「コルト」の倒産は、
胡坐をかいていたが故の結果論です。


ところで、マレーシア航空。
航空ファンとして、また、関西便の同型機に往復で利用した者としては、心配でなりません。
同時に今月末に5回の空路移動が確定している身としては、えも知れぬ恐怖を覚えます。

これもマレーシア当局の筋の通らないコロコロ変化する情報からの翻弄心。
詳細を調べるに、激高する中国側との応酬も相当とのこと。
マレーシア軍もソマリアなどにも展開した正規の軍隊なのですが・・・。

先日、アンダマン海の上を飛びました


乗客、乗員の無事なら良く、しかし、逆にハイジャックは確実でしょうが、現代をもってしても、
機体の位置を特定出来ないなどは、その事事態が信じられません。

電気系統を遮断する方法論も新しいやり方であり、西に向かったとすればパキスタンや
アフガニスタンであろうと推測出来る旨です。

確実に人間力の低下が否めなくなって来たのは事実でしょう。
お粗末な出来事を引き起こしてきた世代は悠悠自適で結構なことですが、
もう少し未来に目を向けるべきだったでしょう。
まぁハイジャックの方法だけは最新、というのは皮肉ですが。


良き回復と存在を祈るばかりです。