2013年8月31日土曜日

買い替え



古い人間の言動と思考だろうが、電話の主たる回線はNTTドコモなのである。
いわゆる第二電電と言われた会社には少なからず信頼が薄いためだ。

で、これも仕事柄、もう一台、本来はデータ通信用スティック(パソコン等)のみで良いのだが、
スマートフォンにそのテザリング機能が内蔵されているモノを選択出来る故に、ならば
いざという時に電話機能までついているスマホをもう一台、携行している。



さて、これが一切の電話機能は使わないで、「通信に特化します」、みたいなもので
月に4千円以下なので、大手に比べ相対的に安価なのがイー・アクセスというキャリア。

もう4年程になるが、最近ソフトバンクに実質吸収されたものだから、おかげで、
ソフトバンクの回線にも乗っかれることになり、それだけ電波範囲が増えたのは嬉しい。




と、その前に、今までご機嫌で使っていた機器が急に動作しなくなったため、
他店に比べて相対的にモチベーションの高い梅田はヨドバシ・カメラを訪れた。

2年縛りの2年に達していないため、約束違反金を払えば機種の変更は可能だ。

しかし、壊れたわけで。


で、理路整然とこちら側の主張をした。
契約して代金を払っているのに一切合切使えないのは理不尽。なんなら辞めます。

2年もくそも、使えないという現実はユーザーに対して一体どう考えられまするかお主。

で、

こなれた店員に、特別に解約金を3分の2に下げますので、新しいのにしませんか、と促される。


結構若いのにこなれた(熟れた←と書くのですね)会話に少しストレスを覚えながらも、
とにもかくにも使えないなら仕方なく、最新機種に買い換えた次第。
自分で説明して、自分で「はい」っていう会話は最近のモノか。






それで、結局良い結果にはなったのですが、
たかだか1年8ヶ月なのに、あらゆる進化には驚くばかりなのである!



スマホで世界初のCPUがクアッドコアで高速処理。(通常はデュアルコア)

LTE(ロング・ターム・エボリューション)という次世代高速通信。

1300万画素のCMOSセンサーカメラ。

4.7インチHDディスプレイ。

勿論、パソコンは8台まで繋げるテザリング機能が付属で込み。

上記、ソフトバンクのWi-FiやBBにも繋がるのだ!



機種代が実質かかっていないから、頑張っている会社ですね。

で、以前のドコモも液晶が簡単に割れたし、最近の信頼性から考察して、
携帯保証には入るようにしました。




2013年8月30日金曜日

同時不調の連鎖




普段の生活で何気なく使用する生活グッズに不具合が生じた時の不幸せ感と違和感は、
非常に己の生活のモチベーションを下げる原因となります。

例えば、喉が乾いて近所の、記憶ある自販機に向かったら、よりによっての業者の作業中
だったり。

小さい話ですが、一市民らしいストレスなことでしょう。


さて、私の愛車、ホンダ製のスーパースポーツのドライバーのドア側のガラス上下に不具合。

自動でアップのボタンを引くと、ガラスは完全に上がるものの、危険察知機能の誤作動で
最上に届くと同時に下がってくるという・・・。

ですので、閉めるにはちょこっとずつ上げて行かなくては全部が閉まらない状態です。
まだ老体では無いですが、欠陥露呈の事実ですね。



続いて、モバイル用にイー・アクセスと契約している2代目のスマートフォン。
電話は普段は不使用で、緊急時の家族のみの連絡用で、主にテザリングを用います。

モバイル・パソコンやサーフェス等には必携ですのでですね。
それが、電源が急に落ちます。何とかして元に戻すも、寿命が近いのは明白。



「品質」、というものに、もう少し時間と頭脳をお願いしたいと、切に。



2013年8月28日水曜日

台湾の名店、大阪にあり



リハづくしの間をぬって、来週の台湾の来演準備へのモチベーション食として、小籠包等を
食べに大阪は南に。ここは難波の高島屋の7階です。




このティン・ダイ・フンは台湾料理の名店です。。

大阪にまで進出。

実は、台湾、シンガポール、香港で食しました。


それぞに味は同じでも注文の仕方が異なりますことよ。





2013年8月26日月曜日

愛好家の方々のオブリガート




数日後、あるお歌の先生の門下生の発表会にて、珍しく徹底したリコーダーでのオブリガートを
担当するにあたり、そのリハーサルに数度お付き合いを致して来ました。

愛好家の方々ですので、リコーダーオブリガートには慣れておられるはずもなく、
こちらを聴いてしまって、いつもの練習、調子と違う、という事象にぶち当たってはります。

どうぞ、こちらをお聴きにならないで、ご自分のメロディに集中して下さい、と進言。
こちらはプロですから、必ず付けますのでご安心下さいね、ですね。



バロック歌曲と言えど、時代、様式でこちらの奏法や音色を変えますが、
これが結構楽しいものです。


リコーダーという楽器自体の哀しさにもぶち当たります。

要するに、ソプラノなど論外。音域がリスキーで滑稽。
アルトも存外、使えません。歌の邪魔です。

イタリア、ドイツ系の作品で指定されたものは問題ありません。
作曲家が相対的に考えて書いているからですね。
バッハなどのリコーダーオブリガートはそれにあたります。


結局はそのほとんどがヴォイス・フルートかバロックピッチのテナーになります。
これは、結局はバロック・フルートに適しているという物理的結論。


個人的には笛の笛らしきピャ~ピャ~鳴る音響が好きではありませんから
むしろ歓迎です。毎年のリサイタルは低くなる一方ですし。

それだけに、世界で恐らく存在しないバスリコーダーとテナーリコーダーのみの
CDを完成させているわけですから。


やはり、適合音域は存在すると感じます。
特に年齢からくる高音は駄目ですね~。



2013年8月22日木曜日

ちょっとしたひま




昨日の、東京リコーダー協会のセミナーで今夏の公共的なお役目は終了。
ご参加下さった33%の方々がCDお求め下さり、喜々としております!

で、末にオブリガートのお役目はあるものの、9月初頭の台湾2公演に方向を
向けなければならない。物凄いバロック。

幸いここ一日二日の暇がある。


存外不器用で、あれもこれもと不十分に適当に仕事をこなすのが苦手なので、
実は講師モードと演奏家モードとを切り替えるには最適であったりする。


ゆえに、ライフワークとするフランス・バロックの公演は学校期間ではない
3月にすることは必然なのです。

本年は11月にあるフェスティバルで大きな役目を仰せつかり、12月は演奏で香港。
かつ3月のフランス物のためのリハーサル、同時にまた春の訪台を控えるため、
少々錯乱しそうな予感があるものの、少なからず将来性の無い本国の教育面での
活動は控え、更なるフィジカル面のレベルアップとホンモノの若手育成(含む台湾)、
己の語学のスキルを上げることにベクトルを向けようと~思うもののぉ、暑い!!!


暑い=こもる=本をまとめる=出版予定


今月末に「How to play jazz, You can do it !」を発刊しますので、
またお知らせします。

2013年8月19日月曜日

小商人の夏の一日




ありがたいのは不詳わたくしの音楽感に価値を見出して下さる方が少なからずプロや
愛好家に存在し、お稽古を享受下さる事実であり、それはなかんずく音楽家の重要な
ファクターであり、何よりのモチベーションとなることはどのプロでも理解出来ましょう。

さて、異様に恵まれし環境に生まれし存在は別次元にせよ、才能&努力型に分類される
当方などは、今日は出向く場所たるや3箇所。未だに自転車操業の見本ですか。
いわゆる、お稽古やリハーサルです。



学校が無い時期は、そのえげつない圧力、準備でフィジカルもメンタルも相当な
フラストレーションを抱える分、この休み期間が何より生涯に亘っての重要な
「営業活動」とも言えなくもないでしょう。個人事業は大変ですから音楽なぞは
決して本業にしないようにお薦めする時代になりました。衰退産業とは言いすぎでしょうか。

しかし、先日の香港のヘンリーさんに聞いたところ、欧州の古楽専修の大学も廃止が
続出しており、例えば、オランダなどは現在4校。しかも数校は廃止の方向だそう。


さて、

お稽古はともかく、相手に関わらず私自身は演奏でのミスをする事に嫌悪がありますので、
リハなどは事前にひたすら孤独に練習に勤しむわけです。忙しくて練習していない、という
文言は相手の信頼と時間を著しく愚弄しますので。これもプロの宿命。

幸い、家族いちえんも元気で、人を大切にする家計ゆえ、伝統の盆らしき行事は
怠ったところで、それほどのお咎めもないのは幸いです。
これは都会人の楽なところです。都会がいなかなので、田舎に帰るなどは無いという。


でも、ヘトヘトですが、深夜のNHKでラモーのオペラで、これが見逃せなかったりします。
クリスティ指揮オーケストラ・オブ・ジ・エンライトメント管によりグラインドボーン音楽祭の演目。
イギリスの演奏総合スキルは非常に高いため刺激的です。ただ最近の財政からくるチープな
演出がですね~




休みって、何ですの?


2013年8月14日水曜日

昼寝



盆はというと、お稽古はもちろん、練習とリハーサルを徹底して行う。

例えば、月末に古楽の歌の先生の生徒さんの発表会があり、ゲストで妻と共に、
お声がかかっていて、都合よく楽団の脇を固めるようにしっかりとリハーサルを行うわけだ。
ましてや9月の台北でのソロも、である。

身内なので、だらだらと建設的でない挨拶も会話も無く、しかし開始時間を決めて、
音に徹するだけに、メンタルはともかく、実はフィジカル面では相当の疲労が襲う。

ましてや折からのこの猛暑で身体がへろへろ。


で、私の担当するオブリガート付き楽曲を終え、航空雑誌を読みふけっているうちに、
珍しく撃沈。夢までみる始末・・・。



妻のチェンバロとオルガンの通奏低音を睡眠学習しながら夕方に寝込んだ次第。
実は年に数回、こういう「リハーサルバテ」のような事が起こることがある。

なぜかその曲は知っている~という事が多い理由の一つかもしれない。



で、確かに普通の人の普通の生活では無いと思いました。


2013年8月13日火曜日

チーム



非常に珍しいのですが、あるチームで宴会をしました。
普段、人とわいわいお酒を飲む習慣はありません。
公私混同になる事に抵抗があるためですね。


しかし、今日は先日制作したCD、エグジスタンス・プロジェクト・チームの女子会。



デザインなど、異業種のプロお話を聞くのも興味深いものです。


録音から完成までに3週間という信じられないスピードを実現してくれた、
「出来る」女性たちです。






撮影、デザイン、監修など、演奏家は男性なれど、支えてくれたのは何言おうハイスキルな
女性陣でした。みなさんに甘さが無いのは好きです。


私が深い感謝の意味を込めて、CD完成祝賀会を敢行したということです。


特にデザイナーの松本さんのスーパースピードデザインのおかげで、
先日の韓国はソウル、台北は台北と台中への渡航に間に合ったのです。


存外、自分ひとりで何か出来るような気でいても、プロにはプロの助けが必要なのです。
愛好家との歴然とした差は、即ち、愛好家の方々にも喜んで戴けると信じてムーブメントを起こす
プロのチームの結集こその賜物なのかもしれません。


2013年8月10日土曜日

帰国






約60名の台湾人と15名程の香港人によるホールでの大合奏




先日、無事に帰国した。
猛烈な暑さの場所から戻ったものだから、関西地方など涼しい限りである。

帰国便は定刻前にドアクローズド、プッシュバックされ、順調なフライトだった。
個人事業主だけに、今年はこのピーチ・アビエーションを既に5回、ジェットスターは2回、
エアアジアは4回利用しているが、幸い全く遅延や欠航には遭遇していない。


LCCは強制的に美味しくない料理を食べさせられる、何かを飲まされる、という事がない、
という事を思えば、全くの放置は、かえってありがたいのではないかと思う。


さて、それだけにエンターテインメントも何も無いので、帰国便の機内でせっせと
記事を書いていた。

おうちに帰り、文章をウェブ上に移す際にやってしまった!
全部が消えて無くなりました。

ですので、帰国している最中の心境、思想、感想などは全て迷宮入りである。




ひとつだけ確かなことは、「私は海外で貴重な指導体験をした」、という事実だ。





今回のセミナー用のレジュメを近く本にするためリメイクし、出版しようと思い、
早速今回の反省点を盛り込みつつ作成し直した。

近日、出版を予定している。(但し、英語のみですが)




最後にQ&A:::



ギャランティは発生していますか?  =  一応プロですので・・・

体調は大丈夫ですか? = 台湾は問題ありませんよ

気を遣いますか = プロですので

何に驚きましたか = 許可無しに写真と動画を取られ、ソーシャル・ネットワークにタグ付けされた              事です。もちろん良いのですが、目立つことを嫌うので戸惑いました。しかし              それだけエンジョイされていた皆さんは素敵でした。大阪人のようですw





2013年8月8日木曜日

台北7




快晴である。ついぞ亜熱帯なのに雨を一度も経験しなかった。
実は傘屋さんも多いのだが、スコールの一回もなかったのだ。

その分、日中の気温はグングン上昇してくる。実際は35度だが、街の事情か
照り返しか、40度超えに感じ、卒倒しそうに。

観光なんて、もってのほかだろう。
なるほど、緑茶、烏龍茶に糖分が入っているわけだ。


今日はセミナー最終日なのだが、急遽予定が変更される電話がかかる。
変更内容はともあれ、モチベーションに少なからず影響し、急激な疲労感が
襲ってきた。
こんな事は年齢的にいつまで出来るやら~である。


体力がなく精神力のみで乗り切るのも加齢が関係してくる。
しかもハードゆえ、関空を出たのが随分前に思えてきた。

それでもやる気のある受講生には何らかのムーブメントをお越し、
何かを享受して戴かなくてはならない。



今朝、出かける前に、情けない事に急性胃炎になってしまった。
気持ちは今日の仕事に向かっているが、身体と神経は正直なもの。
そして、不本意この上ない事、この上ない。

己の症状と持参している5種類の胃薬の相対性を考える。
神経による胃酸過多、胃痙攣、単なる胃痛、消化不良など。

とにかく気持ちが悪いのには参った。でも、タクシーで出かけ、
夕方までは仕事をしなければならない。

胃痙攣なのか、胃酸過多なのか、とにかく何とか移動し、
集中し、結果、講習を乗り切った。


辛かったのはこちらの大きい楽器店KHSのスタッフのみなさんとの会食だった。
親切に、美味しいイタリアンでの会食だったが、食べるのが辛い、というのが、辛い。




何とか全てを無事に終え、すわ開放されるかと思いきや、晩餐へのお誘いである。
来月に共演する若手のヤオ・ティンくんのご両親によるご招待である。

まぁ、豪華な雲南料理にお連れ戴く。
胃痛はマシになったいたので、とにかくお話に集中し、美味しく戴いた。




最後はメルセデスのEクラスでホテルまでお送り戴く始末。VIPだ~!
このパパとの会話は非常に楽しく、ビジネスの勉強になるのだ。


と、いうところで、今回の訪台の旅程を終了した。
しかし3週間して、コンサートにために、また訪台しなければいけない。


明日は夕方に大好きな日本に戻る。
種々様々、素敵な経験をさせてもらったことに関係者には深く感謝である。


2013年8月6日火曜日

台北7




曇りの朝、しかし講習後は晴れた。

今日も行きはタクシーである。
日本では皆目使用しないが、ここ台北では使い勝手が良い。
愛想も悪くなく、非常に安価。

私は「認知地図」の才能に少々長けているので、要所要所でそこの地名やビルを言い、
ドライバーが、こちらがどこを走っているかがわかっている、というサインを送る事も忘れない。

しかし、台湾ではぼられることはないようだ。行きと帰りで17円しか違わなかった。



セミナー二日目の3時間も無事終了。もう脳が英語で思考するようになってきた。
要はいちいち翻訳するのがウザイと考え始めたのだと思う。

そして、今朝は中国語で「にぃしぇんてぃ、はおまぁ」と挨拶をしてみた・・・返事が来た・・・
皆目わからない・・・・はは。




昨日の暑さに参り、タクシーでホテルに戻り、屋上プールに向う。
スタッフのパーソナルによって、水を持って来てくれたり、日焼け止めを貸してくれたり、
日本語が堪能、英語オンリーなど。しかし親切でなかなか心地良い。
またまた水に浸かり、空を眺めて、うたた寝をし、脳を休める事に成功した。


今日は受講生のみなさんが私との距離を縮めて来て、写真撮り攻め。
ランチタイムにも香港のヘンリー・フォーさんと色々お話をしたりと、
互いに日に日に馴染んでくるのも興味深い。


午後はゆっくり過ごすつもりだったが、私を紹介してほしい、というリコーダー関係者が
いらっしゃるらしく、またまたまた夕食にご招待されている。

日本食!はまだ数日先で遠いようだ。


追記::

ホテルに黒塗りのレクサスがど~ん!ホテルのベルキャプテンはどんなビジネスマンだ、と思うだろう。先日は黒塗りのベンツEで送ってもらったり、である。

ミンチョン先生お友達のいわゆる教育界のドンみたいな方がお迎えに。
非常にリコーダーに興味をお持ちだそうだ。ましてやジャズをや、らしい。

饒舌な方で、今日が初めまして~だが、車内では弾丸トークと質問攻めに合う。
これも交流なのだと腹をくくり、その上をいかんとこちらも3時間喋り続けた。

日本人観光客では行かないようなお店を考え、連れて行って下さった。
「北京樓」というそれは美味なレストランではあったが、弾丸トークが続き、
さて、帰るか!って、弾丸で送って下さった。

確かに知識が豊富になる。しかし、弾丸&弾丸でその後、部屋でしばし撃沈した次第。
そこに、ミンチョン先生から電話!

あすの開始時間が変わった!(@_@;)!

台湾!!


台北6



よくもこう、快晴が続くものだと思うくらいの良い天気。

セミナーは「身空」の頁に記載する。



講習後は別室で弁当を戴き、少し歩いてMRTでホテルに向う。

これが暑かった!多分45度位はあっただろう。
地図上ではすぐでも、疲労と暑さで駅が遠い事この上ない。

滞在先の「中山」に戻った時には、糖分を欲して即スターバックスに入った。


ホテルに戻り、シャワーを浴びるくらいならと、屋上のプールへ直行。
ここも48度程はあったろう。素足でやけどをしたくらいだ。

まぁメリハリがあって良い。
水に入り、空を眺めれば休息になる。



さっぱりしてから、

9月に宿泊するシーザーパークホテルの確認に台北駅に向かい、
その後、MRTにて再び士林夜市に出かけた。
もう、勝手知ったる、である。

こちらのラーメンと海老シュウマイなどで二人で800円程度(ビールを含む)なので、
嬉しい。味はかなりいけるし、お腹も大丈夫だ。やはり人も親切である。

随分と綺麗になった夜市だが、やはり警察が見回り、指導を行っているのを見た。
そう言えば、手錠で見せしめに連れ回される犯人ら(であろう)の行列というものまで。


台北駅


さて、

軟禁と言うと言い過ぎだが、結構もうホームシック気味である。飽きてきた。
やり手のビジネスマンや自分のアイデンティティを忙しさに見出さないためだ。
仕事なんて憂鬱なものでしかない。お役に立つのは嬉しいが、何かと厳しい。

自国語でなくて3時間も喋り続けながらイニシアティブをとるのも、日頃の日常とは異なる。
やってのければ良い、というレベルで満足出来ず、「完全」をやろうとしてしまうのだから
また困るわけだ。「どうしましょう~」という優柔不断がまた嫌いだし・・・。

思っていた日本人のイメージと違って云々~とソーシャル・ネットワークに書かれたりするものだから、たまったんものではない。勿論、良い意味ではあったが、国内とは文化、風習はやはり色々と異なる。

と、言いながらも、全てが「修行」だろうし「経験」になるだろうから、やりきるしかない。
孤独感や決断力、判断力にも拍車がかかる。ホテルに8泊・・・。


明日は、ジャズだけに、今日以上に「譜面」から離れて、各人の能力を引き出す作戦だが、
それだけに、アンサンブル指導のように譜面で合わせていればだけでは済まないので、またまた
新しい修行になりそうだ。作曲をさせたり、各人一人ずつを吹かせたり・・・。


しかも、急遽、またまた晩餐になった・・・日本語で和食が食べた~い





2013年8月4日日曜日

台北5



本来は今日は、明日からのセミナーに備えての休息日としていた。
しかし、台湾の方々側の諸事情で「大昼食会」となり、またまた歓迎を受けた。

国も違えばこういう事が起きるが、悪い気はしない、が、そろそろ黙って和食を食べたい・・・。


楽しい事もたくさんある。シャイな若者達が自分から私に話しかけてくれるようになったり、
思わぬ日本に対する客観論を拝聴したりと刺激的。

3時間の宴の後、明日からのレジュメの確認をし、ホテルに戻る。




毎日物凄く晴れていて、非常に疲労していたのでホテル屋上のプールに向う。

ひと泳ぎすればリフレッシュ出来るというものだ。




人疲れ、言葉疲れは正直なところで、しばらくウトウトしたのはひとときの休息となった。
少しで良いので脳を休めることが出来る。とにかく言語中枢がハンパ無く疲労するためだ。

その点、楽器同士のリハーサルなどは楽勝。かえって何でもないお話での会話が実は難しい。
言語に優秀な人があまりにも多いため、自分の不勉強さを悔やむ瞬間も多々おとずれる。

普段、アジアの経済と近代史に対しては興味を持ち、本や知識は薄弱ながら一応ではあるが
持ち合わせているので、会話中に役に立つ事もあった。
しかし、所詮は一介の笛吹きに過ぎず、演奏が全てなはず。

さて、

明日からが「仕事」なので、ホテル付近の無難なイタリアンで夕食。
素敵な店だが、この国は総じてリーズナブルで助かる。


明日からの3日間は大勝負だ。
普段の大学での授業(の大人版で英語版)をすれば良いはずだが、さすがに受講生のスキルなどは未知数、そして不確定要素が多いために、少々緊張している。



台北 3&4




今日も雲はあるが、快晴。
湿度を、さほど感じないため、決して不快ではない。

ただ空気の管理は日本に比して相当悪く、排気ガスの匂いは大都会そのもの。
普段との差異を喉と匂いで感じる。ストレスはこれくらいだ。



今日は休日、のはずが「来年春」の仕事依頼を某所で某人と某して某某某・・・。

で、遅くに帰室して、あすに備える。



で、翌日:要する4日目




快晴そのもの。今日は2回目のリハーサルを行い、音楽を詰めてゆく。
MRTで移動し、前のコーヒーショップで昼を取り、待つ。
迎えに来ない事25分・・・これは九州以南の習慣か?(失礼)

外国人をリハに迎えて遅れるとは大した肝っ玉であるが、それで怒ってはいけない。
時間通りに来ると思うこちらがいけないのだ。最近わかってきた気がする。

さて、リハ。


勘違いしておられる音楽感は素直に指摘し、今後の役に立ててもらう。
上から言うわけではなく、ただ率直に言うが、それは良い勉強になるとのこと。

逆に言えば、間違ったジャジィな感じで今まできた~、ということになるが、
今度のセミナーで進言し、きちんと正して欲しいと素直にご意見下さる次第。

そもそも造詣の浅い音楽は、深い者に教えをこうて人に伝えるのは自然ではないか。
その点、逆に指摘を望んでくる辺は、仕事もしやすくリハーサルをしやすいのかもしれない。

正直、非常に驚く勝手な解釈の音楽作りが結構多いのは事実。
世代による古い解釈と思い込みによる、ということ。
そのお弟子も道を間違う可能性があり危険とも言える。





さて、そこにわざわざイー・チャン君(アムス在住)とお父様が顔を見せてくれた。
イー・チャン君は2年前に台湾から留学する際にわたしとハーフで台北でコンサートをした人物。
若干21である。

ここで、「身体の動き」についての話になった。
彼は以前、無意味によく動いていたからだ。
若さと留学経験の無さが成す技で、まぁありがちな演奏スタイルでもある。

しかし、留学し、ロイヤルウィンドに入って身体の動きが無くなったという。
逆に止めるように教育された旨。これは正しい。



昔、私が指摘しても、あまり聞き入れなかった彼も、納得して今は動かないのだという。
ただ、彼のアムスの教授はグワングワン動くそうだが・・・まぁカッコ悪い事はやめた方が良い。

動くのもせめて拍点は明確に、が最低マナーだが、果たして意味合いはどうだかねと。
良い大人は動くと非常にアマチュアに見える、とよく聞く。止まると吹けないのかもしれない。
吹けないから動く、とも聞く。

今回のイー・シン君とヤオ・ティン君が、私があまりにも演奏動作に無駄がないため
実は不安になったとのことをミンチョン先生から聞いた。

若いうちはパワーで吹いて構いませんから、好きにしなはれと言っておいた。
ただ、音楽と聴く人にはかなり関係無いのでそれだけは理解せよと。要は音楽ですから。
正しく技術を身につければ自然と動かなくなることはイー・チャン君が証明しているでしょう。




で、そこに、なんと!香港からの予定を繰り上げてヘンリー・フォーさんが訪ねて来て
下さった。これには感激。

そもそも、既に香港でリコーダー奏者と言えば、という存在なのだが、来週のジャス・リコーダー
講座を受講に来られた旨・・・(~_~;)光栄の至りです。しかも他国ですから一応。

でもって、会っておきたいと思って下ってご挨拶をした。
まぁお人柄がそのまま出た感じをご覧下さい。


香港はヘンリー・ホーさんと

これで、台湾はわんさかと、香港のおふたりも知り合った事になる。
こんな急激な接近があるのだろうか。感激である。しかもみなさん、
なぜか恐縮をして下さるので、かえってこちらが恐縮してしまう。

今回は丁度間に合った自身のニューCDが良い宣伝と名詞代わりになった、
世界で唯一のジャスセッションのCDだからだ。
やり尽くしたジャンルではなにだけに、興味を非常にお持ち頂きたようで嬉しい。



さて、
共演の若手二人が少々シャイなのと、積極的に英語を話してくれないのは正直もどかったのだが、
今日から少し変わった。少し心を開いてくれたのだと思うが、確実に歩み寄りが見えた。

将来がまだまだあるので、とにかくこちらが遠慮なくバンバン言うことにし、音楽も
どんどん生きてくるてくのはさすがプロ志向。
理解も早い。これは二人共非常にセンスが良いからだ。




このリハーサルは9月に行われる2回の公演のもので、前半はバロック、後半は楽しい作品
という内容。今までは欧米のお偉い先生方が難しいコンサートを深刻にやり過ぎて、
実は後々の育成や興味に疑いが出たよう。なわけで白羽の矢が私に来たという事だ。





毎度、リハの後は大歓迎会食をして下さるのだが、今日はどうなるのだろうと思ったら、
最若手のヤオ・ティン君のお父様直々にベンツのEクラスで陽明山という市の北部のレストランへ
連れて行って下さいました。



運送系の会社を立ち上げて成功させた方で、勿論英語は堪能で聡明。
経営学やアジアの問題などについて講義をしてもらい、充実のひととき。
世界で一番幸せは国は物凄い貧しい、日本の聚落の原因、中国本土と中国人など。

私もアジアの情勢には興味津津で毎日勉強なので、楽しい宴となりました。


陽明山のレストラン:台北市の夜景と温度が26度と快適そのもの




でも、国民性か、日本ほどこちらも気をつかわないし、実は第二国語の方が感情は
伝えやすいのは確かで、めずらしくたくさんのビールとお食事を戴きました。

毎日、人、人、人 ですわ。でも充実はしています。

明日も奥様と共にランチのお誘いがあります。




2013年8月2日金曜日

台北 2



抜群に天気の良い朝を迎えた。雨の事を思うとそれ自体で特をした気持ちになる。特に出先は。


台北は老爺大酒店八階からの眺め


午前はマッサージに行って体調を万全にする作戦。
60分で900元(×33円)なのでまぁまぁお得。しかも台湾のそれはなかなか気合が入っている。
特に中山地区は激戦区なので腕で勝負なのだろう、非常に効果がある。

私を担当した兄ちゃん、ゲップを5回、あくび2回、携帯4回・・・(~_~;)
日本との根本的な相違がここにある。

そうそう外食もしていられないのでセブンイレブンに良い気分でランチの購入に。
なんと、そこには日本のそれと同じの「冷し中華」があるではないかっ!
それで十分だ。しかも安い。変なモノを巻いた長めのお寿司ロールみたいなモノも購入。

部屋に戻り、ランチだ。

そこで、気付いたのだが、中国系旅行者が日本のコンビニで冷し中華を見つけた方が数倍驚く
のではないかと・・・そもそも「中華」って、思いっきり表示されてますのでね。




午後からはリハーサル。西湖駅付近の施設にて。
タクシーは嫌いなのでWRTを利用するが、コの字に乗り換えをして行かねばならない。

まずは中山駅から淡水線で台北駅、
つぎは台北駅から板南線・土城線で忠孝復興駅へ、
それで分湖線にて西湖駅に。

途中には市内にある「松山機場」の横スレスレを通過するのだが、航空ファンに嬉しい。
JAL,ANAも羽田線は持っているが、横を台湾のLCCである復興航空が通過した。




到着して、お迎えがあり、リハーサルに入った。

仕事の内容はあまりお伝えすると夢が無いゆえに割愛しますが、
台湾の育成世代の使命感と受け立つニュー・ゼネレーションは元気で上昇志向で大変結構です。


★詳細は別頁「身空」に記載済み



その後、会食に連れて行って戴いた名店では、古くからの台湾料理の食べ方という
システムを教わった。日本人がおよそチューズしないものがどんどん出てくるが、
胃に優しく美味。

マンゴープリンと杏仁豆腐をそれぞれって多過ぎますぅ

 


あすは、お休みです。
あっ!夏休みやん!!




2013年8月1日木曜日

台北へ 1




またまたピーチ・アビエーションにて格安、しかし快適に台北に飛んだ。

関西在住、自家用車保有者には非常に使いやすく、今年でもう5回目の搭乗か。
まだ予定としては2回はあるので、ピーチャーとでも言おうか。



ホテルを出て第2ターミナルに向かい、チェックイン。
定刻にほぼ満員の台湾人を載せて飛び立った。

日本人はどこにいるのだろう、どこに行ってしまったのだろうというほど、
先日のソウル線や今日の台北線には日本人は搭乗していない。





全く不快な事も無く、快適に2時間25分で台北は桃園国際空港に到着。
日本では歩かされる空港も、ここでもソウルでもボーディングブリッジで降機出来る。

イミグレーションには並んだものの、まぁ不快では無い程度。
空港の第2ターミナルは広く、涼しく、明るい。

イミグレを通り、バゲッジピックアップでは既にスーツケースがまわっていた。
税関も難なく通過。



まずはレンタルの携帯電話会社を探す。
一見目はシムを貸すタイプで玉砕。(本土中国人に多い)
二件めは完全なレンタルの会社で一日300円。(日本語OK)
仕事柄、その国の人からの変更連絡に便利だし、相手も助かるだろう。


その後、両替をし、もう3回目になる国光客運の台北行きリムジンバスに乗る。
途中の中山という場所が目的なのだが、料金は一人125元(×33円)と格安。

来る度に少しずつ快適で綺麗になっていく空港施設やバスの車両に、経済発展を伺う。
現在、空港から台北駅までのMRTの建設中なので、より快適になるよう。


1時間弱でアンバサダーホテル前というバス停で下車。

徒歩数分で(個人的に物凄く気に入っている)ホテル・ロイヤル・台北に到着。
全て日本語。ここもJALホテルの系列で、前記のワン・ハーモニー会員なため、
サイン一つでアッというまに部屋に通される。フロントは完全日本語。




一週間強程の連泊なので、比較的高い階の眺望の良い部屋にあたった。
それと、HPで確認出来ず、無くなったと思っていた屋上のプールが存在したのでご機嫌。
少ない休日は心をリフレッシュ出来そうだ。


ここは物凄く清潔で快適なホテルで、以前の時に相当に気に入った。
価格は効果的に日本の半額以下と考えて良いと思う。

アメニティはロクシタン、デンタルフロス、歯ブラシ、洗面所にもテレビ、ステーショナリー・セット、



ウエルカム・フルーツ、ミネラルワォーター毎日2本、ベッド一つにクッション四つ、タオルは大バスタオル、トイレは完全別。浴室は大型でシャワーは洗い場状態で広々。良さは枚挙に暇なし。

自身は世界で様々なホテルに泊まるジャンキーだが、ここは最終的に何となく居心地が良いのだ。
豪華過ぎない、質素過ぎない何かがあると思う。何気ないところに何かがさりげない~という感じ。



到着して程なくMRTで士林(シーリン)夜市に向う。
MRTも乗り倒すため、イコカやスイカのようなEASY CARDを購入。いわゆるプリペイド方式。
一区間が実に30円程と、公共の乗り物としては世界一高い大阪と比較すると実にその違和感がととても理解出来る気がする。税金の使い方ですか?

完全冷房で飲食禁止で清潔。その点でシンガポールと似ているが、香港とも似ている。
シンガポールはイージーリンク、ここはイージーカード、香港はオクトパスカードというが
全て所有していますw



さて、夜市の改造移築されたフードのエリアは冷房が入り快適。お値段は二人で合計が、
ビール大ビン1本、タンツォー麺なる台湾のラーメン、豚の角煮ご飯、空芯菜で700円!
しかも非常に美味しい。



ぶらぶらするが昔の日本の露天のようで懐かしい。パチンコ台や金魚すくいまであるのだ。
一方のマーケットではソウルのような完全な偽物の類は一切なし。


程なくしてMRTで中山駅に戻り、品揃え豊富なスーパーを見つけた。
例えば、パソコンの用品まで置いてあるが正直それほど安価ではない。
でも、大きなミネラルワォーターが66円。ポカリ500ミリも66円。

あすの午前は自由なので近隣のマッサージを予約して部屋に戻った。
ギックリ尻になったので治すのだ!

部屋に戻り、快適過ぎる洗面所とバスルームで疲れが吹き飛ぶ。
将来、こういうバスルームが欲しいと、妄想の参考にもなる。

あすはリハーサルだ。