2012年12月6日木曜日

えげつないスキルのアンサンブルの最終公演




個人の趣味的には、最も魅力のある楽器は「ピアノ」であり、
アンサンブルはジャズで奏でられる「ピアノトリオ」にあります。



学生時代からの日本公演、ロンドン留学時にも追っかけの如く、聴けるだけ聴いてきた、
キース・ジャレット(p)、ゲイリー・ピーコック(b)、ジャック・ディジョネット(d)のピアノトリオが
最後の日本公演を行う旨です。

http://www.koinumamusic.com/home.html


年齢による潔い解散なのかもしれません。

私のアンサンブル、音楽、音色等の指標的存在だっただけに残念でたまりませんが、
果たして、加齢で乱れたアンサンブルを今後も聴かされ続ける事を思えば、
天才三人のアンサンブルが30年で終演を迎えるというのは、かえって是としなければ、
とも感じます。

当然の事、判断はとても「クール」です。


既にピークを超えてはいるでしょうが、ここまでの凄まじいリリシズムや相手への敬意感、
音楽感があるのかと、毎回大いに刺激を受け、少なからず影響を受けて来ました。

うまい、とか、
技術がある、とか、
楽しい、とか、
面白い、

などとは無縁の「至高の芸術音楽」がここにはあります。



偶然ですが、日本最終公演が13年の
私の誕生日に渋谷オーチャードホールにて行われるのです。