2012年4月5日木曜日

ボーイング787ー8




久しぶりに所要で東京への移動である。

土着性の強い、安定感のある身ゆえ、正直あまり地元から地方へ(仕事で)
出向くことは無いのが現状だ。


せっかくだ。ならば、

最新鋭 ボーイング787 に乗ってみようと決意した。


この機材がターンアラウンドして羽田に飛ぶ(伊丹スカイデッキにて)


お察しの通り航空機は好きだが、例えば、一番乗りやグッズ集め等の癖は無く、
様々に情報を勝手に楽しみ、搭乗を楽しむどちらかと言えばおとなしいタイプである。



どこの会社が何を導入し、どこに路線を開設するか。
製造側は何を造り、いつどこで発表するか。

機内のシートはどうか。デザインは、等、楽しい限りで唯一の趣味である。
勿論、マイラーとして会社の動向も見逃さないようにしている。



最先端、かつ現時点ではANAのみ運行している B787-8





昔のハナシだが、

ボーイングの747、いわゆるジャンボ機に乗ったのが初就航した翌年の
確か1972年のサンフランシスコ~ホノルル線だった。

その頃、私は小学3年生。

父の仕事の都合、カナダに2年暮らし、その引き上げ時での帰国旅行の折り、
エドモントン→バンクーバー→シアトル→サンフランシスコ→ホノルル
という移動だった記憶があるのだが、このホノルルへの便で
当時の最新鋭機747ジャンボに搭乗したのが航空機に興味をもったきっかけである。

当時はノースウエスト・オリエント航空。(現:デルタ航空)
そして、ホノルル~伊丹は日の丸の747だったと思う。
(日本航空のジャンボ機は昨年、全て退役してしまった)


まだ、今日ほど自由さの無い時代のジャンボへの初搭乗は
純真だった子供心を大いに刺激し、それはそれは自慢だった。

ボーイングがその後、757(日本未導入)、767、777、と新しい
航空機を製造し、ここ最近、世界で初めて全日空に納入されたのが
787だ。これをローンチ・カスタマーと言う。



詳細は省くが、カーボン製の胴体、広い窓、高い天井、LEDライト、静かな室内等、
何もかもが最先端である。

ウィンドーシェードな無く、窓下のボタンでガラスの色を変えるシステム



一番印象に残ったのが機内アナウンスの音声クオリティの高さだった。

いわゆる「キ~ン」といった高周波音や特定のスピーカーからアナウンスが
聞こえる印象はなく、実にクリアに全体に響いていて、安全面を考慮すると
これは重要な改善点であるように思う。それだけ室内も静かという事。


通称「ドリーム・ライナー」の室内はLEDで虹を演出(降機時)



相変わらずの身体の不調(ダルい、火照り)のため、ウトウトとしたフライトになってしまったが、
それでもウトウト出来た訳だから、それなりの乗り心地だったと言えようか!


これからこの機種がどんどん増強されていく。
美しい機体だし、素晴らしいではないか!


では、仕事をして来ます。