2011年7月16日土曜日

与論Ⅱ




旅 ← と言えば、水戸黄門
旅行← と言えば、ガリバー

そんなこたぁないか・・・



旅行での「こだわり」ではないにせよ、とにかく滞在しているホテルでの食事は避け、
街中に出掛けるようにしている。



無論、与論にも商店街があり、滞在先から徒歩で40分程。
夕刻に散歩がてら海岸線をとぼとぼ歩いて向かった。

途中の夕日は壮絶だし、夏の高低さのある雲の上部に当たる陽射しも幻想的だ。






さて、街中に到着するもシャッターの閉まった店舗が目立つので戸惑ってしまった。
それでも、一番人気らしい居酒屋を見つけて入る。

カウンターしか空いていないが、結構。
地元の人が多く集っているようで大変賑やか。

沖縄ではない、鹿児島だと実感するのが生ビールのブランド。
23キロ先は沖縄本島の辺戸岬だが、サーブされたのはサッポロビールであった。


グルクンの唐揚げ



私の隣の漁師のおじいのたばこが良い雰囲気を出している。
普段なら受動喫煙で天国に近くなるので参るのだが、不思議だ。

そのおじいに他の客が挨拶していく。酋長か?


サッポロビールにゴーヤチャンプルーですわ



程なくして、隣の角に座ったのが白人女性。
この時点で客同士の境が崩れつつあったのだが、
ならば、と、どこから来たの?と尋ねてみた。

回答は、「ロンドン」

「おぉ、実は住んでたことあるよ」と私。

「わぉ、そうなの。何してたの?」とキャサリン(仮名)

「リコーダーで留学してて云々」

「わぉ、リコーダーね!素晴らしいわ!」

以下、だらだら~~



沖縄っぽい鹿児島の与論島でサッポロ生ビールを飲みながら、
英国人女性と英会話しているってなんだか変・・・




店を出て、来た道を戻るが、真っ暗にも程がある。
街灯が極端に少ない道は、まるで遭難した気分だ。

そこに猛烈なスコールが何度も襲ってくる。
自前の傘も全く意味を成さないほどだ。

それでも道路の白線を目印に雨に打たれながら一時間ほどをかけて
ホテルに戻った。






通常外国ならリゾートと街中を結ぶシャトルバスが運行されるが、問題外。
レンタサイクルは返却は18時まで。だから徒歩しか無い。

タクシー? 多分あるんやろなぁ。



初めて思ったのは、自動販売機の照明のありがたさである。
街灯の不足を補って余りある程の役割と水分補給の安心感である。

確かに都会では必要ない代物もここではファクターとして大きな意味を持つのですね。








続きはまた。


キーワードは、サイクリング、バッテリー、日焼け。